外出先で顧客情報確認+α機能も!名刺管理スマホアプリ無料&有料5選

外出先で顧客情報確認+α機能も!名刺管理スマホアプリ無料&有料5選

名刺管理アプリは検索・閲覧に加えた+α機能をチェック!

名刺管理サービスは基本的にPCを使うとしても、ほとんどが外出先で利用できるようにスマホに対応しています。SafariやChromeといったブラウザで利用できるほか、スマホアプリとして利用できるサービスもあります。やはり、ブラウザのウェブサービスにログインするよりは、独立したアプリの方が手軽に使えますし、新規登録件数などをバッジで確認することもできます。

基本は、登録した名刺のビューワーとして活用します。どのサービスも、一覧表示や検索機能などを備えており、詳細情報画面から電話をかけたりメールを送ることができます。住所から地図を開いて、ルートを確認することも可能です。

サービスによっては、メモやタグなどで人脈情報を管理したり、営業履歴などを残すこともできます。SNS機能を備えているサービスでは、その人が発信している情報や関連する会社の最新情報もチェックできます。活用シーンとしては、アプリを使うことの方が多いので、名刺管理サービスを選ぶ際はアプリの使い勝手もチェックしておきたいところです。

無料で使い続けられる名刺管理アプリ3選

人力データ入力&SNS機能を備えているのに無料で使える「Eight」

Sansan株式会社は企業向けの名刺管理サービス「Sansan」のほかに、個人向けの無料サービス「Eight」や機能拡張した有料プラン「Eightプレミアム」、小規模オフィス向けの「Eight企業プレミアム」などを提供しています。

「Eight」は無料で使える名刺管理アプリです。国内の名刺管理サービスでトップシェアを持つ「Sansan」を開発しているSansan株式会社が開発しており、「Eight」は個人もしくは中小企業ユーザーをターゲットにしています。俳優の成田凌さんと青木崇高さんが登場するCMを放送したこともあり、ご存じの人も多いのではないでしょうか。

現在は、ウェブサービスも用意されていますが、「Eight」は基本的にアプリで利用します。Sansan株式会社はプライバシーマークを取得しており、セキュリティ面でも安心です。

Eightのメリット

名刺撮影後に即使えるうえ人力入力してくれるのが便利

「Eight」は名刺を撮影したら、すぐにOCR処理してデータを利用できます。同時に撮影できる推奨枚数は最大4枚までで、会議の後に取り込むのも簡単です。その後、Sansan側でオペレーターが目視でチェックし、抜けているデータを手動で入力してくれます。OCR処理でミスが発生していても、時間が経てば自動的に修正してくれるのです。

「Eight」はSNS機能も備えており、名刺情報だけでなく、その人のプロフィールや投稿した内容も閲覧できます。個別にラベルやメモを付けて分類したり、記録を残す機能も搭載しています。設定を変更すれば、スマホにかかってきた電話番号から名刺情報を表示することもできます。

自分の名刺を撮影して登録します。交換した名刺は最大4枚まで一度の撮影できます。
自分の名刺を撮影して登録します。交換した名刺は最大4枚まで一度の撮影できます。
登録した名刺をサムネイル付きで管理できます。キーワード検索したり、ソートしたりできます。
登録した名刺をサムネイル付きで管理できます。キーワード検索したり、ソートしたりできます。
電話がかかってきたときにEightのデータを表示できるのが便利です。
電話がかかってきたときにEightのデータを表示できるのが便利です。

Eightはこういう方におすすめ

個人事業主や中小企業での人脈管理にお勧め

個人事業主や中小企業で活用する際に向いています。無料というメリット以外に、SNSで人脈をメンテナンスできるというのも魅力です。全員と実際に会うのは難しくても、投稿にコメントするだけなら手間がかかりません。

基本的にはそれぞれのユーザーが個別管理することになりますが、有料プランにアップグレードすると企業内で人脈情報を共有できるようになります。

有料のプレミアムプランも用意されており、スマホの連絡先アプリと連携できるようになります。
有料のプレミアムプランも用意されており、スマホの連絡先アプリと連携できるようになります。
SNS機能によりつながっている人の会社の最新情報や、その人の投稿を閲覧できます。
SNS機能によりつながっている人の会社の最新情報や、その人の投稿を閲覧できます。

個人の人脈構築に役立てられる「Wantedly People」

「Wantedly People」は、ビジネスSNS「Wantedly Visit(旧Wantedly)」を運営しているウォンテッドリー株式会社が提供している名刺管理アプリです。とはいえ、企業と個人をつなぐ「Wantedly Visit」とは異なり、個人が人脈を構築し、転職したり副業を始めた時にも活用できるというコンセプトから「Wantedly People」が生まれました。「Wantedly Visit」は8割のユーザーが20〜30代ですが、「Wantedly People」は30代以上が多いという特徴があります。

「Wantedly People」も無料アプリで、基本スマホアプリがメインとなっています。

Wantedly Peopleのメリット

撮影した名刺を人工知能が解析して即時にデータ化

1度に最大10枚まで撮影でき、その瞬間にデータ化し、連絡帳に追加されるのが特徴です。人工知能と学習機能を利用して、画像を解析しているので、使い込むほど賢くなっていきます。連絡先から手軽に名刺データを共有でき、PCのブラウザからログインすることも可能です。「話題」では、名刺の相手に関する情報を人工知能が提示してくれます。

一度にたくさんの名刺を取り込めるので、たくさん溜めてしまった時にも手間がかかりません。
一度にたくさんの名刺を取り込めるので、たくさん溜めてしまった時にも手間がかかりません。
アプリで目当ての名刺を検索できます。
アプリで目当ての名刺を検索できます。
名刺情報から人工知能が「話題」を見つけてくれます。
名刺情報から人工知能が「話題」を見つけてくれます。
メモを残しておけるので、久しぶりに会う人でもスムーズに会話をスタートできます。
メモを残しておけるので、久しぶりに会う人でもスムーズに会話をスタートできます。

Wantedly Peopleはこういう方におすすめ

人脈を大切にする個人ユーザーにお勧め

ビジネスパーソンが個人で活用するのに適しています。スマホアプリで一度に10枚まで取り込める上、ドキュメントスキャナ経由での取り込みも可能なので、日々たくさんの名刺を交換する人に適しています。CSVファイルのインポート・エクスポートに対応しており、様々な名刺管理アプリと併用できるのもポイントです。

LINE株式会社が提供する名刺管理特化アプリ「myBridge」

「myBridge」は、トークアプリの「LINE」を提供するLINE株式会社が運営しているアプリです。サービス名に「LINE」の文字が入っていないのは、「LINE」との連携機能はあるものの、プライベートユースの「LINE」とは独立しているということをわかりやすくするためだそう。ローンチは2018年5月14日と新しく、無料で利用することができます。

myBridgeのメリット

人力で正確にデータ化&LINEでの共有機能が特徴

「LINE」を提供している企業のプロダクトなので、LINEアカウントで登録できます。もちろん、メールアドレスでアカウントを作成することも可能です。「LINE」でトークをしているときに、「myBridge」のデータを挿入することもできます。とはいえ、「LINE」の「友だち」に「myBridge」のデータが入ってしまうようなことはないので、安心してください。

名刺の登録はアプリで撮影しますが、シャッター音が鳴らないので、会議の合間などにさくっと読み込む手もあります。また、「myBridge」ユーザー同士がつながると、お互いが昇進したり転職した時に、自動的にデータが更新されるのがメリットです。常に最新の情報を確認でき、ビジネスチャンスやコミュニケーションの機会を逃しません。

「myBridge」はLINEアカウントで登録できます。
「myBridge」はLINEアカウントで登録できます。
人力入力してくれるので、正確にデータ化されます。検索も素早く行えます。
人力入力してくれるので、正確にデータ化されます。検索も素早く行えます。
「LINE」のトークに「myBridge」の情報を入力できます。逆に、トークから「myBridge」への登録も簡単です。
「LINE」のトークに「myBridge」の情報を入力できます。逆に、トークから「myBridge」への登録も簡単です。
グループ分けして人脈を管理できます。
グループ分けして人脈を管理できます。

myBridgeはこういう方におすすめ

シンプルに名刺を管理したい人に向いている。

SNS機能などはなく、単に名刺を管理するサービスです。しかし、人力で正確に入力してくれるうえ、「myBridge」ユーザー同士であれば情報も更新されるので、人脈をきっちり管理できます。個人で利用するのが基本なので、転職したり副業を始めた時にも活用できます。

データの保存方法で検討する名刺管理有料アプリ2選

国内名刺管理サービスでトップシェアの「Sansan」

「Sansan」は国内の名刺管理サービストップシェアのサービスです。2007年からサービスを開始し、今では大手企業の多くが採用しています。俳優の松重豊さんが「それさぁ、早くいってよぉ〜」と言うCMを見たことのある人は多いでしょう。

Sansanは人力で名刺の情報を正確に入力してくれるのが特徴です。入力時にはオペレーターが個人情報を見られないように分割しており、情報漏洩の心配はありません。

顧客管理やダイレクトメール送信機能など、機能が充実していますが、PCブラウザでの利用がメインです。しかし、スマホアプリも日々改善されており、現在は外出先でも十分に活用できるレベルになっています。

Sansanのメリット

アプリ内で社内メッセージのやりとりができる

「Sansan」のスマホアプリでは、一度に複数枚の名刺を取り込めます。もちろん、それぞれを人力チェックで正確に入力します。名刺を検索して、電話をかけたりメールを送ったり、地図アプリで住所を開いたりできます。「Sansan」に登録されているメモや経歴を確認できるのでアポの前の確認に便利です。商談メモも残せるので、CRMやSFAのような使い方も可能です。

さらに、社内のコミュニケーションとして、「Sansan」内でのメッセージをやりとりできます。メールと違って外部へ誤送信するリスクがなく、チャットのように別アプリを起動する必要がないのがメリットです。

Sansanの名刺一覧画面です。名刺交換日などでソートできます。
Sansanの名刺一覧画面です。名刺交換日などでソートできます。
名刺の詳細画面から名刺情報を確認したり、人物情報をチェックできます。
名刺の詳細画面から名刺情報を確認したり、人物情報をチェックできます。
スマホアプリで複数枚の名刺を取り込めるので、出張先でも作業できます。
スマホアプリで複数枚の名刺を取り込めるので、出張先でも作業できます。

Sansanはこういう方におすすめ

名刺を大量に交換する大きめの企業での利用にお勧め

「Sansan」は中小企業でも利用できますが、やはり膨大な名刺を蓄積している大きめの企業で本領を発揮します。価格は要見積ですが、安くはありません。社員がたくさんいる大手や、名刺を大量に交換する営業系の企業での利用に向いています。

PCソフトとクラウドの両方で活用できる「やさしく名刺ファイリング PRO」

PCにインストールするタイプのソフトウェアです。専用のスキャナーを用意しており、取り込んだ名刺をOCRによりデータ化し、管理できます。市販のスキャナに対応しており、ドキュメントスキャナだけでなく、フラットベッドスキャナでも利用できるのが特徴です。セキュリティポリシーなどでどうしてもクラウドにデータをアップロードできない企業でも利用できます。

特に、そのようなセキュリティポリシーのない企業向けには、「名刺ファイリングCLOUD」というサービスも用意しており、500枚までの名刺データを無料で登録することもできます。501枚以上は有料となります。

やさしく名刺ファイリング PROのメリット

名刺データをスマホ内に持っている

「やさしく名刺ファイリングビューワー」アプリを使えば、外出先でも名刺データにアクセスできます。Wi-FiやUSB接続でスマホにデータを転送する仕組みです。キーワード検索はもちろん、複数名刺の住所を地図にまとめて表示し、訪問時のルートを検討できます。

なお、「名刺ファイリングCLOUD」を利用する場合は、別の専用アプリでアクセスし、閲覧します。

名刺データの一覧画面です。サムネイル表示もできます。
名刺データの一覧画面です。サムネイル表示もできます。
名刺の詳細画面から電話番号や住所を確認できます。
名刺の詳細画面から電話番号や住所を確認できます。
名刺データそのものをPCからスマホに転送して利用します。
名刺データそのものをPCからスマホに転送して利用します。

やさしく名刺ファイリング PROはこういう方におすすめ

名刺データは自分のPCやスマホで管理したい人にお勧め

名刺データをクラウドにアップロードしたくないユーザーや企業に適しています。PCやスマホ内にのみデータが存在するので、自分たちできちんと管理するなら情報漏洩の心配がありません。

重視するのはSNS? データの保存場所? 社内共有?

名刺管理サービスのほとんどは、スマホでの利用が可能で外出先でデータを閲覧することはできます。とはいえ、ユーザーの利便性が高い方が名刺の活用度も高まります。やはり、専用アプリが用意されている方が便利です。

名刺管理アプリは、製品のコンセプトによりできることやUIが大きく異なります。人脈とのコミュニケーションを重視するのか、社内での活用が大切なのか、シンプルに個人人脈を管理したいのか、クラウドを使いたくないのか、など使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。

資料のダウンロードはこちら

ページの先頭へ